南区民の皆様、南区医師会長の東都千春(あずまちはる)です。
地域医師会の役割は、あたたかい心をもって区民の皆様の命と健康を守る事です。
南区は人口約20万人、横浜市のほぼ真ん中にあり、開港以来の下町です。街のあちこちが、人懐っこい温かさ、日々の生活の暖かい生きづかいが感じられる区です。
2020年からの新型コロナウイルス感染症対応として、会員医療機関の発熱外来・ドライブスルーPCR検査・ワクチン接種等の区民の命と健康を守る活動を行ってきました。この教訓を生かして、新しい感染症が再流行した時に迅速に対応していきます。
大規模災害時に、災害時救急指定病院、南区歯科医師会、南区薬剤師会、南区訪問看護ステーション、Yナース、南警察署、南消防署、南区役所等の行政機関とも、連携して災害対策に取り込んでいます。災害時、南区休日急患診療所で初期災害急患治療、南区役所間の医療班編成、災害時診療できる医療機関の黄色の旗を掲げてこれを目印として、区民の災害医療体制が確保できるように取り組んでいます。
昨年、新しく南区休日急患診療所を建て替え、感染症対策や防災対策に対応した会館となり、区民の皆様の命と健康を守る事が推進出来たらと思います。すべての日曜日、祝日の10時から16時までの内科・小児科・耳鼻科(当番日)の診療を行っていますので、急病でお困りの方は受診して下さい。また3か所の横浜市夜間急病センターにも、南区医師会員が出動協力しています。
南区医師会は、在宅医療に力を入れています。介護審査会に協力、8か所のケアプラザに協力、訪問看護ステーションや医療相談室等、区民が安心して住み慣れた場所で生活できるように活動しています。また、疾患別医療・介護事業等で、医療・介護連携も強固に行っています。
みらいの子供たちの健康推進の為に、乳幼児検診や予防接種協力、保育園・幼稚園への園医協力、小中高等学校医協力を実施しています。区民の健康管理に、特定健診・基本健診、がん検診にも協力しています。未然の疾患に対して早期に治療し、区民の健康維持に努めてまいります。
南区医師会では、これからも区民の皆様が健康で安心して生活できるような医療サービスが提供できるように、会員が一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも御協力ご支援の程よろしくお願いします。